明治安田生命J1リーグ、2・3月の月間最優秀選手に、アルビレックス新潟の伊藤涼太郎が選出された。

今シーズンのJリーグにおいて、序盤戦最大のサプライズとなっている25歳の攻撃的MF。

昨年、新潟へ加入した当初は本間至恩や高木善朗の控えだったが、本間が夏に欧州へ移籍。高木も終盤戦を前に膝の負傷で離脱すると、代役以上のプレーを披露して新潟のJ2優勝に大きく貢献した。

J1でのプレーは浦和レッズに在籍していた2021シーズン以来。当時はわずか1試合の出場とどまったが、今季の新潟では大車輪の活躍ぶりを見せている。

9試合で5ゴールという記録以上に、記憶に残るプレーを連発。日本代表への待望論が巻き起こるほどだ。

第8節のアビスパ福岡戦では、2点を追う展開からハットトリックを決めてチームを逆転勝利に導いた。この勢いがどこまで続くのか注目される。

伊藤は大阪府大阪市の出身。セレッソ大阪U-15に在籍していたが、U-18に昇格できなかったため高校は越境して岡山県の作陽高校に進学した。

作陽は何人ものJリーガーを輩出した強豪として知られており、J1出場経験があるのは伊藤を含め6名。その中でも、爪痕を残したと言える伊藤以外の3選手を紹介する。