チェルシーの新オーナーは歴史的低迷にも揺るがず
現在歴史的な不調に陥っているチェルシー。今季開幕前にトッド・ボーリー氏が新しいオーナーとなり、巨額の移籍金で補強を行ったはずだった。
しかし開幕まもなくトーマス・トゥヘル監督を解任し、さらに多額の違約金で引き抜いたグレアム・ポッター監督もシーズン途中で解任。先月暫定監督として迎えたフランク・ランパードの下でなんと6連敗を喫している。
現在は来季からマウリシオ・ポチェッティーノ監督を招聘する方針で動いているとされるが、ファイナンシャル・フェアプレー制度の影響もあって多くの選手を放出しなければならない状況だという。
『Metro』によれば、先日行われたチェルシーの理事会において、オーナーのトッド・ボーリー氏は以下のように話していたとのこと。
トッド・ボーリー
「我々の観点から言えば、これは長期的なプロジェクトの一部である。我々は長い視点で関与している。
我々は強く信じている。これを理解している最中なのだと。世界で最高のリーグで戦っており、世界最高の街にいるのだ。世界最高の街には信じられないようなロケーションがある。
世界のあらゆる国にトッププレーヤーの市場があり、それぞれ異なったものがある。ポルトガル、フランス、イギリス。これらの国に打って出ることができる。
もちろんチームを作る必要がある。監督こそが指揮者である。様々な市場で、すべてのグローバルな側面で、我々が学んだことは多い。
ファンの要求は強い。彼らは勝ちたいと思っているし、我々はそれを理解している」
現在12位までランキングを下げているチェルシー。ヨーロッパの大会に出場する可能性もすでに失っており、今夏の補強予算もそれほどかけられないと考えられている。
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今シーズンは残り5試合となっており、ボーンマス、ノッティンガム・フォレスト、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスルと対戦する予定だ。