UEFAチャンピオンズリーグでレアル・マドリーに敗れ、準々決勝で大会を去ることになったチェルシー。

トーマス・トゥヘル監督をシーズン開始直後に解任し、その後グレアム・ポッター氏を指揮官に据えるも失敗。成績が伸びないなかで再び監督交代を決断し、先日フランク・ランパード氏を今季終了までの暫定指揮官として招聘した。

しかしながらそれからも勝利から見放されており、唯一希望を持っていたチャンピオンズリーグからも敗退することになった。

昨年夏にトッド・ボーリー氏が新しいオーナーとなってから6億ポンド(1000億円)近くを移籍金として投資してきたにもかかわらず、その効果はほとんど出ていない。

『Sky』によれば、ブラジル代表DFチアゴ・シウヴァはレアル・マドリー戦のあとに以下のように話していたという。

チアゴ・シウヴァ

「我々は最初の一歩を踏み出した。それは間違いだったが、すでに起こったことだ。今は一歩下がってみて、何が間違っていたのかを確認しなければならない。

監督を見て『この人のせい、あの人のせい』と言っていてもダメだ。自分たちが一歩踏み出さなければ意味がない。

クラブは厳しい状況を経験している。最初は少し曖昧な状況だった。そのあとオーナーが変わって多くの選手が入ってきた。

ドレッシングルームも十分な大きさがなかったので、選手のために拡張しなければならなかった。

いい点をあげるとすれば、チームには素晴らしい選手がいるということ。しかし逆に言えば、誰もがプレーできるわけではないので、誰かがいつもイライラしていたり、落ち込んだりしている。

監督は11人の選手しか選ぶことができないが、ここには30人ほどがいる。これは問題だね。

何人かの選手はいい感情を持っていない。オーバ(オーバメヤング)はスタメン候補として加入したが、チャンピオンズリーグのメンバーにも入れなかったし、1月にも8人の選手がやってきた。

我々は同じ過ちを犯してはいけないよ。今持っているものを精査して、来シーズンの計画を建てなければならない。

誰もが監督の交代について話しすぎている。我々選手も責任を負わなければならないと思う。

今季は3人の監督がいた。さらに暫定監督のブルーノ・サルトルのときも勝てなかった。ランパードの下でレアル・マドリーに負けた。

みんな監督について話しているが、何が間違っていたのかをちゃんと見て、それを変えようとしなければならないんだ」

無計画に選手を獲得したことによってメンバーが肥大化し、それによってプレーの機会が少なくなった者が不満分子となっているという。

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監督が槍玉に上がることが多いものの、その状況の中で力を発揮できていない選手も責任を感じなければならないと語っていたようだ。

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