シーズン佳境を迎えている欧州各リーグ。

英3部ではレギュラーシーズン最終戦が行われたのだが、ある選手のハットトリックが話題になっている。

今季フラムからエクセター・シティに貸し出されていた20歳のFWジェイ・スタンスフィールドだ。彼はモアカムとの最終戦で3ゴールを叩き出し、3-2の勝利に大きく貢献した。

ジェイの父アダムもサッカー選手だったが、エクセターに所属していた2010年に大腸癌のために31歳の若さで亡くなっている。

その後、エクセターはアダムが背負った9番を永久欠番にした。9年後の2020年からアカデミー出身選手だけが背負う形で復活させたが、2022年に息子ジェイがローンで加入すると、彼に9番が託されることになったのだ（ジェイもエクセターのアカデミー出身）。

【関連記事】三笘薫だけじゃない！「奇妙な背番号9」を背負った9人

エクセターでのラストゲームでハットトリックを決めたジェイの今季得点数は奇しくも9点。

試合後には「このユニフォームを着て、プライドをもってプレーできるのは光栄なこと。シーズンを通して素晴らしくしてくれたファンのみんなの前でハットトリックを決めるなんて、これ以上の終わり方はないよ。最近はゴールがなかったけれど、ファンはずっと寄り添ってくれた。彼らのために3ゴールを決めることができて本当に幸せだよ」と喜んでいた。

【Qolyインタビュー】J2ジェフユナイテッド千葉DF岡庭愁人が母校の先輩からもらった言葉…未知のコンバートを乗り越え「熱くて、強い選手になる」