野球チームにはよく「永久欠番」というものがあり、歴史と伝統あるチームほどそれが多いことで知られる。

ニューヨーク・ヤンキースに至ってはなんと21もの永久欠番があるため、主要なものは大部分それによって占められているのだ。

一方サッカーではそれに比べると多くはないものの、伝説的な選手がいる場合はそれが設定されている場合もある。今回は『Sportskeeda』から「永久欠番を捧げられた5名の伝説選手」を特集しよう。

ペレ

クラブ:ニューヨーク・コスモス(10)

基本的に10番が永久欠番になることはない。誰もが付けたがる番号であるからだ。しかしそんなナンバーを永久欠番にしたクラブがニューヨーク・コスモスであり、そうさせたのはブラジルの伝説ペレだった。

サントスで20年近くを過ごしたペレは、サッカーを根付かせようとしていたアメリカのニューヨーク・コスモスへと移籍。そこで3年間プレーした。

そしてニュージャージー州にあるジャイアンツ・スタジアムで彼の引退試合が行われ、前半はニューヨーク・コスモス、後半はサントスの選手としてプレー、そのハーフタイムに引退セレモニーがあり、10番は永遠にペレへと捧げられた。

ニューヨーク・コスモスは一旦解散してしまったものの、後に独立リーグで復活。現在もペレが付けた10番、そしてジョルジョ・キナーリャが付けた9番が欠番である。