2018年から2021年までユヴェントスでプレーしたクリスティアーノ・ロナウド。
在籍期間中には兄であるウーゴが詐欺容疑でトリノ検察から捜査を受けていた。
『Corriere dello Sport』によれば、このほど検察はウーゴを起訴し、裁判の開始が決まったとのこと。
発端は、ユヴェントスとトリノにある小さなスポーツ会社Pegasoとの対立。2019年にユーヴェは無許可で製造された数千枚のユニフォームを差し押さえた。
Pegaso側はウーゴが経営するMussara Lda社と合意してから生産を始めたと主張していたが、adidasの登録カラーと同じだったユニフォーム13000枚の生産は中止され、それらはフンシャルにあるロナウド記念館「Museu CR7」に貯蔵されることに。
PegasoはMussara LdaからMuseu CR7のロゴが入ったユニフォームを50万ユーロ(7400万円)で作成するように依頼されたと主張。だが、その後、Mussara Ldaは許可は一切与えていないとして、1枚当たり4ユーロ(600円)で製造されたユニフォームを全て引き渡すように要求。
Museu CR7の商標を使用するためのライセンスを合法的に取得したと主張していたPegasoは、そのユニフォームが記念館で1枚40ユーロ(6000円)で販売されていることを知って訴えていた。
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検察は2019年から行っていた捜査をこのほど終結。ロナウドの名前と背番号が入ったユヴェントスの偽ユニフォームを13000枚(adidas製の正規ユニとは違い、Museu CR7のロゴが入っている)を詐取したとしてウーゴの起訴を決めたとのこと。公判は6月20日から始まる。