2030年のFIFAワールドカップ招致を目指しているサウジアラビア。

政府系ファンドを中心に破格の投資を行っており、クリスティアーノ・ロナウドやカリム・ベンゼマを国内リーグに引き抜いた。

そうしたなか、UEFAのアレクサンダー・チェフェリン会長の発言が話題になっている。

『NOS』のインタビューで、欧州からサウジへの選手移籍を憂慮しているかと聞かれるとこう答えたのだ。

「ノー、ノー、ノー。ほとんどはサウジサッカー界にとってのミスだと思う。

なぜ彼らにとって問題なのか?

なぜなら、彼らはアカデミー(ユース組織)に投資して、コーチたちを連れてきて、自分たちの選手を育てるべきだからだ。

引退間際の選手を買うシステムはサッカーを成長させるものではない。中国でのミスと同じだ。彼らは引退間際の選手たちを連れてきた。

教えてほしい。最高の年齢にいて、キャリアをスタートし、サウジでプレーしに行った選手がいたら。

だが、金だけが問題ではない。選手たちは最高のコンペティションで勝ちたい。そして、最高のコンペティションは欧州にある。

(ロナウドとベンゼマの流出で欧州サッカーは最高の魅力を失ったのかとの質問には)

我々は失っていない。彼らはまだサッカーをプレーしている。キャリアの終わりに金を稼ぐためにどこかに行く選手もいる」

引退間際の選手たちを獲得しても国内サッカーの発展にはつながらないとして、中国の二の舞にだと批判している。

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なお、ウォルヴァーハンプトンに所属するまだ26歳のポルトガル代表MFルベン・ネヴェスもアル・ヒラルが4700万ポンド(85億円)で獲得することが決定的になった。

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