今夏のマーケットでサウジアラビア1部リーグのアル・ナスルに移籍することが決まったクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾヴィッチ。移籍金は1800万ユーロ(およそ27.6億円)に達したと伝えられている。
しかしながら今回報道された情報によれば、彼はサウジアラビアでプレーすることが不可能になっているという。
木曜日に国際サッカー連盟(FIFA)はアル・ナスルに対して今後3つの移籍マーケットにおける新規選手の登録禁止処分を言い渡していた。
これは2018年にレスター・シティから獲得したナイジェリア代表FWアーメド・ムサの移籍金のボーナス分が未払いになっているため。
その未払い分を支払うまでは、今夏のマーケットから2024年1月、2024年夏の3つのウィンドウにおいて新しい選手が登録できない状況となる。そして『Mundo Deportivo』によれば、アル・ナスルはインテルとの取引こそ終えている一方、実は選手としてのマルセロ・ブロゾヴィッチの登録は完了していないという。
もちろんブロゾヴィッチ自身はアル・ナスルと契約を結んでいるが、FIFAでの国際移籍の手続きが済んでいないことから、まだ選手としてアル・ナスルに登録されているわけではない。
そのため、現在の状況では「ブロゾヴィッチはアル・ナスルで選手としてプレーすることができない」のであるという。したがって、現状の問題は「アル・ナスルがこの未払い分の移籍金をレスター・シティに支払うつもりがあるのかどうか」だそう。
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今夏は日本でプレシーズンマッチを戦うことになるアル・ナスル。もしかしたらこのユニフォームを着たマルセロ・ブロゾヴィッチを見られるのはこれが最後になる可能性も…?