夏の移籍市場が賑わう中、未だに所属先が決まっていないビッグネームが数多くいる。

中には過去にワールドカップ出場、欧州のビッグクラブで活躍した選手もおり、Jリーグクラブでも手が届く可能性がある推定市場価格200万ユーロ(日本円で約3億940万円、7月13日現在)以下の選手も多い。

実際に浦和レッズへ移籍したDFアレクサンダー・ショルツは当時の推定市場価格が250万ユーロ(現在220万ユーロ、現在のJリーグで最高額)、サンフレッチェ広島に加入したFWピエロス・ソティリウは当時の推定市場価格が220万ユーロ(現在140万ユーロ)だった。

そのため市場価格が約200万ユーロの価格帯の選手は、J1クラブが比較的手を出しやすい価格帯だと推察する。

そこで推定市場価格200万ユーロ以下で獲得を狙える外国籍選手5人をピックアップした。

※推定市場価格はTransfermarktに準拠

早熟の天才DF

マティヤ・ナスタシッチ

推定市場価格:150万ユーロ

ポジション:センターバック

国籍:セルビア

年齢:29

イタリア1部フィオレンティーナで頭角を現したセルビア代表のセンターバックは、リーグ戦25試合1得点と守備の要としてプレー。翌シーズンには才能を認められる形でイングランド1部マンチェスターシティへと完全移籍した。

高精度のロングフィード、緻密なビルドアップ、先を読んだカバーリングなど攻守に渡って優れた技術と賢さを生かしてプレーするスタイルは、現代型センターバックとして大きな期待を受けた。

だが度重なる負傷により、キャリアでリーグ戦30試合以上出場したシーズンはなかった。ドイツ1部シャルケで7シーズン過ごした後は、古巣フィオレンティーナとスペイン1部マジョルカでプレーするも、今夏で契約満了となった。