古巣バルセロナから復帰を断られてしまったと報じられたネイマール。2013年に当時21歳だった彼はバルサに加入すると、2017年にPSGへと移籍していった。
ネイマールのバルサ入りに関わったというアンドレ・カリー氏は、『Mundo Deportivo』のインタビューでこんな話をしている。
「ネイマールの話で本が書けるほどさ。
彼がバルサにやってきた時はとても特別だった。彼はレアル・マドリーからの1億(ユーロ≒156億円)を諦めてやってきたからね。
当時21歳だったネイマールはほとんどの人間がやらない移籍をした。自分のサッカーに自信満々だったにしても、誰もやらないだろう。
だから、私は彼を大いにリスペクトしている。そして、彼はCLなどのタイトルを勝ちとった後に2.2億ユーロ(343億円)で去っていった。
彼は自分のブランドを世界に広めることもした。(PSGへの)移籍を阻止するためにあらゆる手段を尽くしたが、サッカー界ではこういうことが起きる。
クラブとしても個人的にも、財政的にも大損失だった。
彼の移籍金で別のネイマールを見つけることができるはずと思うだろうが、その後獲得した3人を合計しても、ネイマールの30%ほどだった。
教訓はこのような選手を失ってはいけないということ。なぜなら、彼を留めること以上に他の選手を獲得するのには金がかかるからだ。
ネイマールは若かったし、周囲の人間からの影響も受けていた。
彼はバルセロナを愛していたし、今でもそうだし、彼の息子はここで暮らしている。
彼も退団したことで大きな代償を支払った。もし、彼が残っていれば、バロンドールを2~3回受賞していただろう」
ネイマールはレアルからの破格オファーを断って、バルサ入りを決断していたとか。
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そのうえで、バルサに留まっていれば、バロンドールを勝ちとれたはずだと感じているようだ。