破格の資金力で世界的スターをかき集めているサウジアラビア。
ただ、そのほとんどは政府系ファンドが保有する4クラブ(アル・イティハド、アル・ナスル、アル・ヒラル、アル・アハリ)に集中している。
また、スティーヴン・ジェラードを監督に招聘し、ジョーダン・ヘンダーソンを獲得したアル・イティファクもサウジのスポーツ省が保有するクラブだ。
彼ら以外のクラブとは明らかな格差があり、それに不満を感じる選手も出始めたようだ。
『Record』によれば、サウジ1部リーグのアル・ハリージに所属する23歳のMFハマド・アル・アブダンはこう述べていたそう。
「僕らにはそれがない。
アル・アハリには2月前にチャンピオンズリーグでプレーしていた選手たちがいる。
投資ファンドに属さないクラブはクオリティがより限られており、それは不公平だ。世間はこれをどう思うんだ?」
元Jリーガーであるチョン・ウヨンも所属するアル・ハリージは開幕から2連敗。
18日にはエドゥアール・メンディ(元チェルシー)、ロジェール・イバニェス(元ローマ)、フランク・ケシエ(元バルセロナ)、アラン・サン=マクシマン(元ニューカッスル)、リヤド・マフレズ(元マンチェスター・シティ)らを擁するアル・アハリに1-3で敗れていた。
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政府系ファンドが保有するクラブとの戦力差はアンフェアであり、世間にどう思うかを問うていたようだ。