チェルシーは今回の新ユニフォーム発表の際に、簡素すぎる説明とともに2枚の古ぼけた懐かしいユニフォームの写真を添えていた。そのユニフォームとは1989-91モデルと1991-93モデルの2つである。

デザインはこの90年代ユニフォームのミックスだと伝えたいのかもしれない。とくに幾何学的な89-91モデルは今回のグラフィックの雰囲気に近い。

そして宇宙空間的なグラフィック。これはクラブが公開した動画を見る限りでは「90年代コンピューターグラフィックス」へのオマージュなのかもしれない。

つまり今回のデザインは「90年代ユニフォームを90年代コンピューターグラフィックス的に表現したもの」といえるだろう。このような90年代の表現方法は、文字通りの新感覚だ。

ところで、なぜ90年代コンピューターグラフィックスなのか。これは推測でしかないが、テーマとなった2つのユニフォームの胸スポンサーは当時存在したアメリカのコンピューター会社「Commodore(コモドール)」で、それに対してのオマージュも含まれているのかもしれない。

「Commodore」は1987-88から93-94シーズンまでのパートナーで、92年にスタートしたプレミアリーグでの最初の胸スポンサー企業だった。

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23-24新アウェイユニフォームはクラブの公式オンラインストア他で販売中。

現時点で発表されたユニフォームはホーム・アウェイのどちらもブルー系の濃い色のため、その対極に位置する色のユニフォームが必要となるはず。おそらく登場するであろうサードユニフォームのデザインも楽しみだ。

今や世界的にレアで懐かしい新品ユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思い出すユニの数々は見るだけでも楽しいはず!

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