先週、2023シーズンが開幕したNFL。

だが、ニューヨーク・ジェッツに移籍した名クォーターバック、アーロン・ロジャースがバッファロー・ビルズとの開幕戦で悲劇に見舞われた。

試合開始直後にサックされた際に左足を負傷してプレー続行不可能になると、その後、アキレス腱断裂が判明。今シーズン中の復帰は絶望となった彼は、12月で40歳になるため、現役引退の可能性も伝えられている。

一部では、ロジャースの負傷がメットライフ・スタジアムの人工芝にあると指摘する声もあるようだ。

グリーンベイ・パッカーズでロジャースとチームメイトだったデビッド・バクティアリは「人工芝であと何人の選手が怪我をしなければいけないんだ!?来たるべきW杯のために人工芝を全て撤去しようとしているが、(いますぐ撤去するのが)可能なのは明らかだ」と指摘。また、ジェッツのWRランドール・コブも「NFLには芝生のフィールドで選手たちを守って欲しかった。ただ、NFLは金のほうを心配している。人よりも金。いつものこと。自分はターフ(≒人工芝)が好きだったことは一度もない」と同意している。

アメリカはカナダ・メキシコとの共催で2026年にFIFAワールドカップを開催するが、今年からリオネル・メッシがMLSのインテル・マイアミでプレーするようになった。

『The Athletic』によれば、インテル・マイアミのタタ・マルティノ監督は、人工芝のピッチについてこう話していたそう。

「(あなたはアトランタ・ユナイテッドに有利になることで知られるメルセデス・ベンツ・スタジアムの人工芝についてよくご存知ですね。ただ、NFLのスターであるロジャースが人工芝でのプレーでアキレス腱を断裂をしたのを見ましたよね?土曜の試合でのメッシの健康へのリスクを危惧しているか?)

そうだね、(ロジャースは)アキレス腱を負傷した。

アトランタの芝での私の経験は常にポジティブなものだった。アトランタがあのフィールドでデビューした時から、選手たちは人工芝に慣れていった。

すぐに適応したし、我々は芝生の上でのトレーニングを続ける必要はなかった。アトランタでメキシコ代表戦を戦った時も同じだった。選手たちはすぐに適応した。

とてもクッション性の高い人工芝だ。いままで自分が監督した選手からあの人工芝についてネガティブな意見を聞いたことは一切ない。

人工芝でプレーすることに対処していないわけではないが、我々をクレイジーにさせるものではない。どうなろうといい試合をプレーしたいね」

メッシ擁するインテル・マイアミは、17日にアトランタ・ユナイテッドの本拠地メルセデス・ベンツ・スタジアムで試合を行う。

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マルティノ監督はアトランタを指揮した経験もあるが、同スタジアムの人工芝には問題がないと感じているようだ。

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