英紙『デイリー・レコード』は5日、スコットランド1部レンジャーズの次期監督候補をJ1横浜F・マリノスのケヴィン・マスカット監督と元チェルシー監督のフランク・ランパード氏に絞り込んだと報じた。
同紙によると、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で中国1部山東泰山戦を終えた横浜FMが帰国した翌朝にレンジャーズはマスカット監督とオンライン対談を実施したという。またランパード氏も既にロンドンでレンジャーズの幹部陣と会談したとのこと。
今月初めに同紙はレンジャーズがマスコット監督の招へいに意欲的であると報じており、現役選手時代に所属していた古巣に復帰する可能性を報じていた。同紙は横浜FMは契約更新を望んでいるというが、マスカット監督はレンジャーズのオファーを応じる準備ができているという。
同指揮官は2020年にベルギー1部シント=トロイデンで監督を務めるなど、欧州でのキャリアを築いていた。横浜FMは現在リーグ2位でACLも戦っているため、昨季チームをリーグ制覇に導いた監督の離脱は何としてでも防ぎたいところだ。
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チームは今月11日午後7時にホーム・日産スタジアムでルヴァン杯準決勝浦和レッズを控えている。連戦が続く中でのレンジャーズの引き抜きはあるのか―。マスカット監督の去就から目が離せない。