先日のフレンドリーマッチで日本代表と対戦したチュニジア。今回そのトップであるサッカー連盟会長のワディ・ジャリー氏が逮捕されたという。

『Tunisscope』など各メディアによれば、25日にチュニジアスポーツ青少年省はワディ・ジャリー氏を相手取って告訴したという。

その理由は、ワディ・ジャリー会長が契約した元テクニカルディレクターのスガイエル・ズイタ氏との契約であるとのこと。

その契約に際してチュニジアサッカー連盟はスポーツ青少年省から補助金を受け取っていたという。ただワディ・ジャリー会長はスポーツ青少年省の許可を取ることなく契約を結んでいたという。

そのためスポーツ青少年省は「チュニジアサッカー連盟は法律を遵守していない」として告訴を行い、ワディ・ジャリー氏は予防拘留されることになったそうだ。

ワディ・ジャリー氏は2012年にチュニジアサッカー連盟の会長に選出されていたが、これまでマネーロンダリングや横領などでいくつか捜査の対象になっていた。

また、彼とスポーツ大臣カーミル・デギーシュ氏との関係はかなり悪いとされており、ワディ・ジャリー氏は権威主義的な運営をしていると批判を受けることも多かった。

そのため一部のメディアでは「サッカー連盟は契約の際スポーツ青少年省から承認を受けていたはずである」という報道もあり、内部での権力闘争の可能性も高いという。

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なおこの逮捕による影響についてはまだ定かではないが、今後ワディ・ジャリー氏にはこの事件に関する裁判への出廷が求められる。

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