JリーグYBCルヴァンカップ決勝が4日東京・国立競技場で行われ、J1アビスパ福岡が2-1でJ1浦和レッズを破って同大会初制覇を果たした。

決勝はキックオフ後すぐに試合が動いた。

前半5分にピッチ中央のMF前寛之が前線へパスを送り、MF紺野和也が右サイド深くでボールを受けるとドリブルを開始。相手DFを一枚はがして右足で低弾道のクロスをゴール前に供給すると、浦和DFの裏から勢いよく飛び出してきた前が押し込むようにシュートをゴールに叩き込んで先制した。

その後浦和は負けじと球際で激しい争いを見せるも、福岡も負けじと体を張って危険なシーンを防ぎ続けた。

そして前半49分には紺野が相手クリアボールをトラップすると、鋭いドリブルを仕掛けて浦和DFを翻ろうし、相手の股を通す左足ゴロクロスをゴール前に出すと、DF宮大樹が左足で合わせて2点目を奪った。

それでも浦和は黙ってはいない。福岡が後半10分に福岡DFドウグラス・グローリーがペナルティーキックを獲得するも、同FW山岸祐也のキックを浦和GK西川周作がビッグセーブでチームの窮地を救った。

息を吹き返したかのように浦和イレブンが福岡に猛攻を仕掛ける。そして後半22分に低い位置から浦和DF酒井宏樹が前線へロングボールを配球すると、後半途中出場のMF明本考浩が福岡DF湯澤聖人の前へ入り込んでトラップに成功。そのまま左足で相手GKの股を抜く低弾道シュートをゴール右隅に流し込んで1得点を奪った。

ただ浦和の反撃はここまでで、1点が遠かった。浦和の猛攻を耐えた福岡が2-1で勝利して大会初優勝を果たした。

【関連記事】「今年現役引退したスーパースター、最高の10名」ランキングにしたらこうなる

Jリーグに参入の1996年から28年目にしてついに3大タイトルの一角であるルヴァン杯を制した福岡。国立で奮闘したイレブンがクラブ史に残る快挙を達成した。来季の福岡のユニフォームにどのような星が刻まれるのか注視したい。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい