日本も出場していたU-17ワールドカップのラウンド16で、ウズベキスタンがイングランドを撃破するというアップセットがあった。
近年育成で大きな結果を残しているイングランドは、グループステージでニューカレドニアに10-0、イランに2-1と勝利。ブラジル相手に1-2と敗れたものの、首位で突破を果たしていた。
一方のウズベキスタンはグループステージでマリに敗北し、1勝1分け1敗という結果でグループ3位。勝点4ながら3位チームのうち3位という結果で辛うじてラウンド16に進んだという立場だった。
しかしながらこのラウンド16での対戦では、開始からわずか4分でウズベキスタンがアミルベック・サイドフのゴールで先制。
イングランドは35分にマンチェスター・シティの17歳FWジョエル・エンダラが同点ゴールを奪ったものの、67分にウズベキスタンがラジズベック・ミルザエフの追加点で再び突き放した。
そして話題になったのがこの試合のアディショナルタイム。提示されていた9分が過ぎたところだった。
ルーズボールがタッチラインを割ったところ、ウズベキスタンのジャモリディン・ラフマトゥラエフ監督が豪快にスタンドへと蹴り込む。
もちろんこの行為に対してイングランドは怒りを見せ、審判は反スポーツ的行為であるとしてラフマトゥラエフ監督にレッドカードを提示。退席処分を命じた。
ただイングランドはその後13分に及んだアディショナルタイムでゴールを奪い返すことはできず、試合はウズベキスタンが2-1と勝利を収め、歴史的なジャイアントキリングが達成された。
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なおウズベキスタンは2011年大会以来12年ぶりの準々決勝進出。相手はセネガルを破ったフランス代表となる。