Jリーグ同様にブラジルの国内リーグもシーズン佳境を迎えている。

26日にはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(2部リーグ)の最終節が行われ、最後まで大混戦だった昇格チームもすべて決定した。

4位だったヴィラ・ノヴァは最終戦に勝てばセリエA昇格の可能性があったが、3部降格が決まっていた最下位ABC相手に2-3でまさかの敗戦。8位に順位を下げて、1部昇格を逃してしまった(2位と8位までの勝点差はわずか4)。

そうしたなか、『Globo』は、ヴィラ・ノヴァを応援していたあるサポーターの悲劇を伝えている。

27歳の男性は、妊娠中の妻と手術を控える3歳の娘を残して、愛するチームの応援に駆け付けたそう。だが、待っていたのは、「1部昇格もならず、妻との関係も終わった」という最悪の結果だったとか。

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試合前には涙ながらにこう話していたのだが…。

「妊娠3カ月の妻と、手術を明日に控える3歳の娘を残してきた。アデノイド(扁桃腺)の手術だ。

妻は私に残ってくれることを望んでいたが、ヴィラへの愛のほうが大きかった。

人々からは責められるし、家族とノヴァとどっちが優先なのかと聞かれる。

だが、そういう問題じゃない。これは人生で一度きりの瞬間なんだ。ヴィラは1部に昇格する。

チケット代だけ払って、手持ちの金はない」

身重の妻の反対を押し切って応援に駆け付けていたというが、同紙では「忠誠を誓うクラブへの情熱はどれほど価値があるのか」とも伝えている。

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