1月3日にNHKで放送された「森保一×池田太 日本代表監督に聞く」。
元日本代表DFの槙野智章をホストに、男子日本代表監督の森保一氏、そして女子日本代表監督の池田太氏を迎えての対談が行われた。
その中で、日本代表の短い活動期間で、様々なところから様々な状態で集まってくる選手をどのようにまとめるのか、ミーティングはどうしているのかという話に…。
森保「合流の前に事前の準備は必要で、集まってから全てをやろうとするのではなく。まずはスタッフが対戦相手の分析をして、特徴を把握しておくという体制からですね。
また我々がやるコンセプトや攻撃、守備などの映像をまとめて、選手たちには移動の時に見てもらったりして、所属チームから代表へのスイッチを変えてもらえるように準備をしています。
1回か2回のトレーニングで試合に向かっていかなければいけない。ポゼッションやサイドからのクロス練習など、本当に核となるものをやった上で、『代表ってこうやって戦うんだよな』と思い出してもらえるように考えてますね」
また、ミーティングについては池田太監督も森保一監督の手法を参考にしたとのことで、なでしこジャパンもそのタイミングを食後から食事の前に変えたという。
森保一監督はさらに「自分はミーティングがあまり好きじゃなかった」と話しつつ、以下のように自分のやり方を説明していた。
森保「20分くらいですね。ちょっと詰め込まないといけないときは30分になりますが、選手も時間がないなかでやらなくちゃいけないということで理解してくれていると思います。
私自身はミーティングが好きじゃなかったですし、長時間になると頭に入ってこなくなりますから、できるだけシンプルに短い時間で伝えられるようにしていますね」
活動期間が短い中、合流の前にどれだけ情報を選手に共有できるか、そしてミーティングをシンプルで短くできるか。共通理解を作るためにしっかりと分刻みで設定しているようだ。