FC町田ゼルビアは12日、日本代表GK谷晃生をガンバ大阪から期限付き移籍で獲得したと発表した。期限付き移籍期間は2025年1月31日までとなる。
谷は2000年11月22日生まれの23歳。ガンバ大阪のアカデミー時代から世代別代表に常連となり、2017年3月にはJ3のガンバ大阪U-23において、16歳3ヵ月18日というJリーグ歴代5位の若さでデビューを果たした。
東京五輪世代では大迫敬介と激しいレギュラー争いを演じ、地元開催となった五輪本大会では全6試合にフル出場。惜しくもメダル獲得は逃したものの日本のベスト4入りに貢献している。
ただ、東口順昭という高い壁が存在するクラブにおいては、2020年から3シーズン連続で湘南ベルマーレへ期限付き移籍。満を持してガンバへ帰還した2023シーズンは開幕からスタメン出場するもパフォーマンスが安定せず、再び東口の控えに。
2023年8月にベルギー2部のデンデルへ期限付き移籍したが、就労ビザの取得に手間取ったこともありここまで1試合のみ出場にとどまっていた。
以下は町田への期限付き移籍が決まった谷のコメント。
「FC町田ゼルビアのファン、サポーターの皆さんへ
谷晃生です。皆さんと、FC町田ゼルビアの歴史上初のJ1の舞台でどんなシーズンを送れるのかとても楽しみな気持ちでいっぱいです。このチーム、クラブ、そして勝利の為に責任を持ってプレーしたいと思います。スタジアムで皆さんと会えるのを楽しみにしています!応援よろしくお願いします!」
ガンバ大阪のリリースでは以下のようなコメントを残している。
「ガンバ大阪ファン、サポーターの皆さんへ。いつも熱い応援、サポートありがとうございます。今季また一つ自分自身がサッカー選手として成長したいという思いで、新たな決断をさせてもらいました。またガンバ大阪を離れることにはなりますが、ガンバ大阪は自分が育ったクラブであり、特別なクラブです。今回の選択は賛否両論あると思いますが、どんな形であれ、このクラブに恩返ししたいという思いは常に心の中にあります。まだまだサッカー選手としても人としても未熟ですが、これからも自分の決断を信じて頑張りたいと思います。」
2023年3月を最後に日本代表にも招集されていない谷。初のJ1に挑む町田で復活を果たせるか注目される。