19日のアジアカップ対イラク戦で1-2の敗戦を喫した日本代表。森保一監督は、後半から前線の並びを変えつつ、谷口彰悟に代えて冨安健洋を投入している。
そうしたなか、槙野智章は『ABEMAスポーツタイム』で、伊藤洋輝を擁護していた。
影山優佳さんから「前半はサイドから抜かれてしまうシーンがあったなかでサイドバックは変化させずにCB1枚の交代でしたが、バックの交代についてはどう思いますか?」と聞かれるとこう答えていたのだ。
「難しいと思います。
前半は南野選手が左の前をやっていましたよね。伊藤洋輝の負担は相当大きかったと思います。なぜならば、南野選手が内側をとりすぎていた。よって、左サイドを全て伊藤選手が担っていたというのがあるので。
攻守にアップダウンする回数もかなり多かったと思うんですね。伊藤選手の負担がかなり大きかったなかで、選手をうまく代えたことですごくそこが解消されたかなと」
前半は南野拓実が左サイドハーフだったが、ポジショニングが中央に寄り過ぎていたことで、伊藤がひとりでサイドをケアすることになっていたと指摘。南野は後半からトップ下にポジションを変えている。
なお、槙野は南野の能力自体は、このように高く評価している。
「(ライン)間でボールを受けられる選手なので、ひとつのパスで局面を打開できたり、ボールの運び方、パスひとつでゴールが演出できるところもそうですし。
守備のところ、第1戦もそうなんですけど、南野選手のファーストディフェンスからボールを奪えたシーンは数多かったので。そういう攻守の一番ストロングな部分が出せるのがトップ下だと思っています」
トップ下でこそ南野の能力が最大限に発揮されるため、左サイドで起用した森保監督の起用法はチグハグだったとも指摘していた。