アジアカップの初戦、ベトナムに4-2の逆転勝利を収めた日本代表。
セットプレーでの2失点にも動じない強さを見せた一方で、“初戦の難しさ”からか精彩を欠いた選手たちもいた。
今回はベトナム戦で評価を下げてしまった4名の日本代表を紹介する。
細谷真大
昨年11月のワールドカップ予選シリア戦でA代表初ゴール。1月1日のタイ戦で初のフル出場を達成した22歳にとって、ベトナム戦はほろ苦い試合となった。
ハイラインの5-4-1を敷いてきた相手に対し、裏への飛び出しや積極的なプレッシングで圧力をかけようとしたが、動きが直線的かつ単調でハマらない場面が散見。結局前半での交代を余儀なくされた。
後半から出場した上田綺世と比べても細谷の足りない点は明らか。普段プレーしている環境が影響していることも考えられる。
スピードはもちろん馬力やポストプレーなど個人として持っている武器は多いだけに、チームへの貢献の質をいかに上げられるか。アジアカップはそれを学ぶ貴重な機会となるはずだ。