鈴木彩艶
国際Aマッチ5試合目の出場で初失点を喫した鈴木彩艶。
16分の同点弾と33分の逆転弾。いずれもセットプレーだったが、経験不足をのぞかせる失点であったことは事実だろう。とくに2失点目は大外で相手が競り勝つ形への予測がやや甘く、結果折り返しのボールを的確に弾き出すことができなかった。
ただ、21歳という年齢、プロで正GKとしてプレーし始めたのが昨年夏に移籍したシント=トロイデンからということを考えれば、悔しさを糧にする時間は十分すぎるほどある。
日本が前回優勝した2011年のアジアカップでも、レギュラーに定着したばかりの吉田麻也はまだまだ不安定だった。しかしその後の彼を考えれば…鈴木の成長過程がここで見られることは幸福かもしれない。