中国2部甲級リーグに所属する広州足球倶楽部(広州FC)は30日、2024シーズンの新ユニフォームを発表した。この2024モデルからスペインのスポーツブランドKelmeがサプライヤーを担当する。

かつては「広州恒大」と名乗り2013年と15年のAFCチャンピオンズリーグを優勝したクラブだが、親会社である恒大集団の経営破綻の影響を受けチーム力は著しく低下。2022シーズンは17位で終えて、2010年以来の2部降格となった。

2023シーズンは全16チームで構成する2部を12位で終えるなど苦しい戦いが続いている。

Guangzhou FC 2024 Kelme Home

広州FC 2024 Keleme ホーム ユニフォーム

クラブ史上初のKelme製ユニフォームとなる2024モデル。現時点でユニフォーム画像以外に情報が無いため詳細は不明だが、ホームは伝統のレッドを基調に複雑なグラフィックが特徴的だ。

ホームタウンの広州市は高速道路網の発達で有名だが、そんな街の姿を投影したものかもしれない。

Guangzhou FC 2024 Kelme Away

広州FC 2024 Keleme ホーム ユニフォーム

新アウェイユニフォームはホワイトを基調色に採用。広州恒大時代はイエローがアウェイの定番だっただけに非常に珍しい色だ。中心のグラフィックは広州市のランドマーク「広州塔(広州タワー)」だと思われる。

実はホワイトは「広州恒大より前」の時代ではよく使われていた色で、今回は恒大集団に買収された2010年以来の起用となった。

こちらのパープルを基調としたシャツについての情報は無いが、GKユニフォームまたはトレーニングキットと思われる。グラフィックはアウェイと同じで「広州塔」だろう。

クラブは2008年から2023年まで16シーズンにわたりNikeと契約。その間に8度の1部超級リーグ優勝と2度のACL優勝を成し遂げている。ACLで幾度となくJリーグ勢の前に立ちはだかった赤い集団を忘れられないという人も多いことだろう。

クラブは昨年11月の契約終了発表の際に、Nikeへの長年のサポートに対し歴代ユニフォームをマッシュアップしたコラージュとともに感謝のメッセージを送っていた。ブルーの部分は2008~2010シーズンで使用していたホームキットだ。

相思相愛!90年代以前から「ユニサプライヤーが不変」の5チーム

2部甲級リーグを戦う2024シーズンのユニフォームには、今のところスポンサー企業のロゴが見当たらない。

胸に「廣州」と繁体字で広州市の名前をデザインしているが、これがスポンサー未決定のためイメージとしての“仮置き”なのか、それとも広州市がスポンサーという意味なのか、現時点では不明だ。

現在では世界的にレアで懐かしい新品ユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。懐かしいユニフォームやグッズは見るだけでも楽しいです。

【Qoly × LFB Vintageはこちらです】

【Qolyインタビュー】J2ジェフユナイテッド千葉DF岡庭愁人が母校の先輩からもらった言葉…未知のコンバートを乗り越え「熱くて、強い選手になる」