17日に行われる富士フイルム・スーパーカップ。Jリーグ王者と天皇杯の王者が対戦する試合で、今回はヴィッセル神戸と川崎フロンターレが戦う。
その前日には両クラブの記者会見が行われ、ヴィッセル神戸の吉田孝行監督も出席。その中で彼は今季のチームの印象や新しいシーズンへの展望について以下のように語っていた。
「沖縄キャンプから戦術トレーニングをスタートして、そこから実戦形式に進めていきました。新しく入ってきた選手も含め、本当に最初の試合から戦術理解が高かったです。
去年からいた選手も自分たちのやり方をうまく伝えてくれて、本当にスムーズにキャンプへと入れましたし、順調に来ていると思います。
新しい選手が来ることによってチーム内の競争心というか、そういう意識が一人一人高まっています。みんなが試合に出たいと思ってやっているわけで、それが日々のトレーニングの強度や激しさに繋がっている。新加入選手もそれにいい影響を与えてくれている。
戦術的なことに関しては、個々の能力や特徴をそれぞれが出してくれればいいと思っています。新しい選手が入ることによって、今までになかった武器も生まれますし、バリエーションが増えたことは感じています。
(大迫選手の状況は?)安定感があるというか、本当に頼もしい選手ですね。ピッチ上だけではなく、日々のトレーニングやロッカールームでもリーダーシップを発揮してくれています。
間違いなく相手は警戒してくると思います。ただ、そこに目線が行くことによって周りの選手が当然空いてくる。また大迫の場合はそのマークしてきた相手を外すこともうまいと思いますし。
試合をやりながら、どこが空いているのか、どこが相手のシステムの弱点なのかというのを見ながら、どこからでも攻撃できるようなチームにしていければなと思っています」
昨年はJリーグMVPと得点王をダブル受賞するなど大きな存在感を発揮した大迫勇也。ヴィッセル神戸と対戦する相手はかならずマークしなければならない選手となっている。
しかしながら彼にマークが集まることによって逆に周りの選手がプレーしやすくなる部分もあるため、チーム全体がそれを利用していくことを考えていきたいと感じているようだ。