パリオリンピック出場を目指すなでしこジャパンこと日本女子代表。24日に北朝鮮とのアジア最終予選1stレグを戦い、0-0で引き分けた。
当初、平壌で試合は行われる予定だった試合は、AFCが中立地での開催を提案するも調整が難航。サウジアラビアで行われると決まったのは試合の3日前で、選手たちはUAE経由で現地に向かった。
『ABEMAスポーツタイム』に出演した槙野智章は、データがない北朝鮮相手に価値ある引き分けになったとコメント。試合直前まで開催地が決まらなかったことについてはこう話していた。
「いや、すごいことだよ、これ。マジで言っていいですか、初めて聞きました、こんなこと。絶対ないです。選手ももちろんですし、スタッフも準備が大変、ましてや、観に行くサポーターなんかもっと大変。
そういう意味では選手のコンディション作りも大変ですし、食事面も時差もそうですけど、非常にストレスがかかりますよね。移動なんか国を跨ぎますしね。寝てればいいじゃんと思いきや、時差もありますし。
何よりもメンタル的なところじゃないですか。体の準備はなんとかできるんですけど、頭とメンタルの準備は、さすがの日本代表、プロでも相当厳しいものがありますよね。開催地が決まらなくて、どこでやるのかって、それは難しいと思いますよ。でも、そのなかでよく0-0で終えましたよね」
前代未聞の異例な状況だったようだ。なお、槙野は現役時代に北朝鮮での日本代表戦も経験している。
なでしこ対北朝鮮の2ndレグは、28日に東京の国立競技場で行われる。