かつてブラジル代表として活躍したロビーニョ。ミラン時代の2013年1月に男5人とともに性的暴行事件に関わったとして、2017年に懲役9年を宣告された。

イタリアの控訴審も最高裁も一審判決を支持し、2022年1月に刑が確定。ただ、判決が下った際にイタリア国外にいたために刑は執行されず。

イタリアはブラジルに対して身柄の引き渡しを求めたが、ブラジルでは憲法で国民の引き渡しを禁じている。そのため、2023年1月にイタリアはブラジルでの刑の執行を要請。

このほど、ロビーニョにブラジルでの服役を求めるイタリア政府の要請に対する審判がブラジルの司法最高裁判所(STJ)で行われた。その結果、STJは自宅軟禁ではなく刑務所での服役を命じる判決を下し、彼は身柄を拘束された。

『Globo』によれば、ロビーニョは獄中で3年半過ごせば、より開放的な環境下での収監を申請できる可能性があるという。ブラジルの刑法では、今回のような場合は刑期の4割は閉鎖された環境での服役が定められているとのこと。そこで模範囚として過ごせば、よりオープンな形で刑期を過ごせるようだ。それが認められると、日中は外で働くことができるが夜間は戻ってこなければならない。また、仮釈放には最低でも刑期の3分の2を終える必要があるそう。

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ロビーニョが収監されるのは刑務所内にある8平方メートル(4~5畳)の独房。家族との面会が許されるのは、最低でも10日後から。衣服や清掃用具などが与えられるほか、ロビーニョも他の囚人と同じように1日3食の標準的な食事を摂る。ガーデニングや服作りのワークショップに参加できるほか、勉強か労働をすることで刑期が短縮される。3日間で計12時間勉強するか、3日ごとに働けば、刑期が1日ずつ短くなるとのこと。また、刑務所内で中学までの教育を修了し、職業訓練コースに参加することもできるそうだ。

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