イタリア1部ジェノアCFCとキットサプライヤーのKappaは26日、今シーズンのフォースユニフォームを発表した。
90年代テイスト溢れる今回のデザインは、今から25年前のユニフォームを再現したものだ。
Genoa 2023-24 Kappa Fourth
ジェノア 2023-24 Kappa フォース ユニフォーム
シーズン終盤に登場した今季第4のユニフォームは、昔のジェノアを知る人なら一瞬で懐かしさが甦るデザイン。あるいは昔を知らなくても、どことなくレトロな空気を感じ取れるかもしれない。
今回のデザインは、今から25年前にセリエBを戦った1999-2000シーズンのホームユニフォームを再現したもの。ほぼ“完コピ”と言っても差し支えないだろう。唯一足りないのは当時の胸スポンサー「FESTIVAL CROCIERE」のロゴマークくらいだ。
各部の差し色にはイエローを採用。襟部分にストライプを配し、袖はKappaロゴのOmini(オミニ)が連なるスタイル。袖口にもイエローを配し、99-00シーズンのアイコニックなユニフォームが現代に甦る。
ジェノアとKappaの両者はこれまでに3度、サプライヤー契約を結んでいる。最初は1998-99~2000-01の3シーズン。2度目は2019-20~2021-22までの3シーズン。そして3度目は2023-24シーズンからの現在の契約。合計すると7シーズンとなる。
これは決して長いわけではなく、同じイタリアのブランドErreaとの17シーズン(1988-1998、2001-08)の半分にも満たない。
しかも現在のパートナーシップは、ジェノアと英ブランドCastoreとのトラブルが原因による複数年契約の“打ち切り”によって生まれたもので、言わば想定外で結ばれた契約だ。
ただ、今季はジェノアにとってクラブ創設130周年という節目のシーズンということもあり、各ユニフォームのデザインへのKappaの力の入れ方には並々ならぬものを感じる。まるで復縁を喜んでいるかのようだ。
今回99-00モデルを復活させた理由は語られてないが、25周年というタイミングに加えて、近年ブロークコアなどで注目が高まっているレトロユニフォームのブームも後押ししたに違いない。
そんなフォースユニフォームのビジュアルには、使い捨てカメラや任天堂ゲームボーイといった90年代を感じさせる小道具も登場した。ビジュアル全体から90年代が溢れ出している。
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このフォースユニフォームは、30日にホームで行われるセリエA第30節フロジノーネ戦で選手が着用する予定。もちろんシャツにはスポンサーロゴが付く。
レプリカモデルは半袖・長袖がクラブ公式オンラインストア、Kappaオンラインストアで販売中。数量限定ということもあり、長袖は既に完売となっている。
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