フェイエノールトは7日に行われたエールディビジ第29節でアヤックスを6-0で下した。
小野伸二氏が凱旋した一戦で宿敵を粉砕する歴史的勝利となったが、先発したメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスにゴールは生まれず、後半32分にそのヒメネスとの交代で投入された上田綺世も得点なし。
『ESPN』などによれば、フェイエノールトのアルネ・スロット監督は、2人の起用法についてこう話していたそう。
「常にメンバー構成を考え、さまざまなシナリオが浮かぶものだ。
(レギュラー左SBの故障で出番がめぐってきたペルー人DF)マルコス・ロペスを見てみると、先週のフォレンダム戦ではあまりいいプレーはしていなかった。
ただ、1年半ほとんどプレーしていなかったのに最高の試合をしろというタスクを課すことになる。間接的に上田についても同じことが言える。
サンティ(ヒメネス)が出場停止だったり、負傷していたりして、彼(上田)を起用したが、彼はそれを強いることはなかった。例えば、DFトーマス・ベーレンはそうだった。だから彼はここ数週間プレーしている」
「彼(ヒメネス)が得点するのを見たかった。彼は苦闘していたので、90分プレーさせるかを考えたが、ベンチには出場に値する選手(上田)もいる」
スロット監督は上田がスタメン起用せざるをえないようなプレーをまだ見せられていないと述べていたようだ。
上田は昨夏にクラブ史上最高額となる900万ユーロ(14.7億円)の移籍金でフェイエノールトに加入。さらに、125万ユーロ(2億円)のボーナスがセルクル・ブルッヘに支払われる可能性があるとのこと。