今季移籍したフェイエノールトで控えになっている上田綺世は、ここまで2ゴールにとどまっている。
ライバルFWサンティアゴ・ヒメネスはシーズン序盤に得点を量産していたが、彼も最近は調子を落としている。
現地では、上田をスタメンに抜擢するか否かで意見が分かれているようだ。『RTV Rijnmond』によれば、元ストライカーのヘールト・デン・オーデンは、こう述べていたそう。
「アルネ・スロット監督が上田を先発起用したとしてもおかしいとは思わない。今のヒメネスはゴールの仕方が分からなくなっている。それなら別のストライカーにチャンスを与えるべきだ。
彼(ヒメネス)は違う振る舞いをすべきだとも思う。全てにおいて正しいフォームにないなら、監督が一度くらい別のストライカーを選んだとしても変なことではない」
一方、現役FWのマリオ・ビラテはそれに同意せずにこう話していたという。
「スロットがヒメネスを選んでいるのは、ゲートが開いたらゴールが生まれることを知っているからだ。相手も得点を決めていないのにライバルFWを起用すると監督に言われたら嫌気が差す。
自分をヒメネスに置き換えるなら、上田がプレーするなら死ぬほど嫌気が差す。そうしたら、残りシーズンはヒメネスを必要としなくなる(ふて腐れる?)」
フェイエノールト通の現地解説者も「上田も交代選手として結果を出して、ドアを叩いているわけではない。カップ戦決勝の1週間前にヒメネスを外すのは非常にクレイジーだと思う」と語っていたとのこと。
フェイエノールトは22日にNECとの国内カップ戦決勝を戦う。