チェルシーは15日に行われたプレミアリーグ第33節でエヴァートンを6-0で撃破した。
21歳のコール・パーマーが4ゴールと大暴れしたが、後半19分にPKで4点目を決める前に一悶着あった。そのシーンがこちら(動画7分38秒から)。
ノニ・マドゥエケが獲得したPKをパーマーが蹴ろうとした際、キッカーをめぐってマドゥエケやニコラス・ジャクソンとの争奪戦が起きたのだ。
結局、パーマーがPKを蹴って成功させたが、『BBC』によれば、マウリシオ・ポッチェティーノ監督は試合後にこう述べていたそう。
「残念だ。これは多くを学ぶ必要がある若いチームにとってのプロセス。試合後に選手たちにそのことを伝えた。こんなのを見るのは最後にしてほしい。ファンたちに謝りたい。
次に起きたらはっきりさせなければいけない。彼らは学ばなければいけないし、プロフェッショナルにならなければいけない。(個人ではなく)組織に集中しなければいけない。
彼らは(PKキッカーが)コールだと分かっていた。コールがキッカー。我々がまだ学ぶ必要があるプロセスにいることがよく分かる例だ」
一方、パーマー本人は「他の選手が蹴りたがったけれど、僕がPKキッカーだし、自分で蹴りたかった。誰もが責任を負いたいことを示すものだったと思うけれど、ちょっとやり過ぎだったかもしれない。でも、みんな勝ちたいんだ。僕らはあれについて笑い合って、ジョークにしているよ」と『Sky Sports』でコメント。
パーマーはこれで今季のリーグ戦得点数が20の大台に到達。今季蹴ったPKは9本すべて成功させている。Optaによれば、プレミアリーグで彼以上の成功率100%を記録しているのは、11本全てを決めたヤヤ・トゥレだけだそう。
なお、元イングランド代表DFジェイミー・キャラガーは『Sky Sports』の放送で「くだらない」とチェルシーのPK騒動を一蹴していた。