上田綺世が所属するフェイエノールトと小川航基と佐野航大が所属するNECナイメーヘンが、21日にオランダの国内カップ決勝戦で激突した。
小川と佐野が先発した一戦はフェイエノールトが後半に先制。その後、上田は後半20分から出場すると、そのままフェイエノールトが1-0で勝利し、通算14度目の優勝を果たした。一方、5度目の決勝戦で初優勝を狙ったNECは17,500人ものファンが詰めかけたが、またも準優勝で涙を呑むことに。
上田はメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスとの交代で出場するとチャンスもあったが仕留めきれず。
ただ、『ESPN』によれば、アルネ・スロット監督は、上田への絶大な信頼を口にしていたという。
「彼のこれまでのスタッツや練習で得た結論から私は十分に分かっている。彼の得点力については全く疑っていない。
この数週間で上田の印象はよくなった。もし、ヒメネスが退団したら、彼をナンバーワンストライカーとして信頼する。まだアグレッシブさではステップアップが必要だが、スタメンとしてプレーするようになれば違ってくるだろう。結局は控えFWと先発FWでは大きな違いがある」
クラブ史上最高額でフェイエノールトに加入した上田だが、ここまで2ゴールに留まっている。
一方、最近こそ不調ながら今季24得点を叩き出しているヒメネスは、今夏にステップアップする可能性がある。