レヴァークーゼンを無敗のままブンデスリーガ初優勝に導いたシャビ・アロンソ監督。
現役時代にプレーしたリヴァプールやバイエルン・ミュンヘンが次期監督に招聘したがっていたが、本人はレヴァークーゼンへの残留を決めた。
『TZ』によれば、バイエルンの名誉会長であるウリ・ヘーネス氏は、こう話していたそう。
「彼が断ったのは人格があるからだ。他のクラブには行かないだろう。
妻からすぐにこう言われたよ。『彼に人格があるなら、来ないわ。もし、品格がなくて(オファーを)受け入れるなら、彼はあなたにとって適切な監督ではない』とね。そして、いつものように彼女は正しかった。
アロンソからはこう言われた。『我々は傑作を作り上げました。多くの選手は僕がいるからと来てくれたたんです。いま、このクラブを去ることはできません』とね」
アロンソはレヴァークーゼンに来てくれた選手のためにも退団はできないと忠義を貫いたそう。ヘーネスの妻であるズザンネさんは彼の人格を見抜いていたとか。
なお、アロンソはマルセイユの監督就任も断ったことがあるが、マルセイユの会長は「彼に会いに行ったら、エレガントにノーと言われたよ。40メートルのロングフィードを繰り出していた現役時代さながらのエレガントさでね」と拒否されたにもかかわらず感謝しそうになったと話している。