インドネシアで行われているU17女子アジアカップ。U-17日本女子代表は中国に4-0で勝利し、3連勝でグループステージBを首位で通過した。
準決勝では日本と韓国、中国と北朝鮮が対戦する。
日本とともに世代最強とされる北朝鮮はグループAを3連勝で突破。しかも、22得点0失点という圧倒的強さを見せつけた。一方、グループA2位の韓国は1勝1分1敗。
中国は“最強”北朝鮮との準決勝で厳しい戦いが予想される。ただ、中国紙『163.com』は、韓国ではなく北朝鮮との対戦はむしろ朗報だと伝えていた。
「中国は優勝候補である強豪日本に0-4で敗れ、2位で決勝トーナメントに進出。準決勝ではグループA1位の北朝鮮と対戦する。
これは戦力的にはいい組み分けではない。韓国の戦力は非常に弱く、韓国と対戦する対戦チームは基本的には決勝に進むだろう。
だが、中国女子チームにとっては朗報かもしれない。それはなぜか。韓国女子チームのプレーは韓国男子と同じように非常に野蛮だからだ。もし、韓国女子と対戦すれば、選手が怪我をする可能性が非常に高い。
その例が、12日に行われた韓国対フィリピン(1-1)のグループステージ最終戦だ。先制された韓国が、なぜ同点に追い付けたのか。後半、韓国が攻撃を仕掛けた際、FWが相手DFを引き倒し、別の選手がボールを蹴り込んで同点に追いついた。
この時、今大会で最も醜い場面が現われた。これほど残忍で明白なファウルにもかかわらず、レフェリーはそれを無視して得点を有効とした。フィリピンの監督は唖然とし、反応することもなく立ち尽くした。開いた口がふさがらない様子だった。おそらく、これほど非道なファウルを見たことがなかったのだろう。
今回のアジアカップでは、韓国女子チームは審判から多くの注意を受けており、ピッチ上の行動も激しい。したがって、韓国女子と対戦した場合、選手たちが怪我に苦しむかもしれない。
よって、北朝鮮との対戦は戦力的には有利ではないかもしれないが、中国はグループステージ最初の2試合のパフォーマンスはとても良かった(オーストラリアとタイに3-0で勝利)。その調子を見せることができれば、北朝鮮相手にもチャンスがある。少なくとも、怪我のリスクなく100%健康な状態で試合を終えることができる」
韓国対フィリピン戦で問題視された得点シーンがこちら(動画2分45秒から)。
確かに韓国選手が相手を倒しているようにも見える。
フィリピン紙『Malaya Online』も「ケイシー・フェアがDFを引き倒したが、ファウルのように見えたので、フィリピン陣営の落胆と不満は大きかった」と伝えている。ケイシー・フェアは昨年の女子ワールドカップにも出場した16歳の韓国代表FW(父親がアメリカ人、母親が韓国人)。
U-17日本女子代表は16日にその韓国との準決勝に臨む。