レアル・マドリーとドルトムントの対戦に決まった今季のUEFAチャンピオンズリーグ決勝。
レアルがバイエルン・ミュンヘンを下した準決勝で、ヒーローになったのは、34歳のFWホセルだった。終了間際の2ゴールでレアルをCL決勝に導いた彼は、今季エスパニョールからのローンで加入した選手。
そうしたなか、吉田麻也はTokyo FMで放送されている『吉田麻也の切り替えて行こう!』でこんな話をしていた。
「ドルトムントのフメルス選手は僕と同じ35歳、レアル・マドリーの決勝点を決めたホセル選手は34歳。これは刺激を受けますねぇ。ベテランもまだまだ捨てたもんじゃないぞということを2人が示してくれました。
フメルスなんかは、ずっとドルトムントにいて、一時バイエルンにも行きましたけど、またドルトムントに帰ってきて。僕は香川真司選手がドルトムントにいた時にしょっちゅう試合を観に行かせてもらっていたので、同じ年ですごいいい選手だなといつも刺激を受けてきましたけど、またここで復活してきて、素晴らしいなと思います。
ホセル選手もプレミアリーグにいる時にニューカッスルとかで対戦していて。
正直、レアル・マドリーに行くような選手かというと、ん?とビックリですけども。
今回はピンポイントで補強された選手で、所属チームが2部に落ちたのでローン移籍で加入したんですけど。なんか、こういう選手が活躍したりするんだよねぇ、サッカーっておもしろいですよ。
2年後にどうなっているかなんて誰も分からないという、それもサッカーの素晴らしさかなと。いまは時代的に若い選手の移籍金がどんどん高騰して、注目される昨今ですが、ベテランも実力を発揮することはいいことだなと思いますし、僕も負けてられないなと。
もちろん、若い選手だけでもダメですし、ベテランだけでもダメで、バランスがチームのなかですごく大事なんじゃないかなと。見ているとベテランと若手のバランスが整っているチームが強いなと」
プレミアリーグ時代にホセルと対戦した際にはそこまでの選手とは感じていなかったそう。
そのホセルはもともとレアル・マドリーに青田買いされ、カスティージャで育成された選手。2011年にレアルのトップチームにデビューした際にはいきなりゴールも決めた。
その後は、ドイツやイングランドでプレーし、昨夏古巣に復帰。レアルとリヴァプールが対戦した2022年のCL決勝は父親とともにレアルファンとして観戦していたことも話題になっている。