アメリカで開催されるコパ・アメリカの開幕が近づいてきた。そうしたなか、元ブラジル代表ロナウジーニョの言動が物議を醸している。SNS上にこのようなメッセージを綴ったのだ。
「みんな、もうウンザリだ。ブラジルのサッカーを愛する人たちにとっては悲しい時期だね。試合を見る気力を見つけるのも難しい。
近年で最低のチームのひとつだろう。立派なリーダーがおらず、ほとんどが平凡な選手ばかりである。
選手になろうと思うよりもずっと前の子供の頃からサッカーを見てきたが、これほどひどい状況は見たことがない。このユニフォームへの愛や決断力が欠けている、そして最も重要なことであるサッカーが欠如しているのだ。
繰り返しになるが、パフォーマンスはこれまで見たなかで最悪だった。恥だ。だから放棄を宣言する。コパ・アメリカの試合は観ないし、勝利を祝うつもりもない」
今のセレソンは最低レベルだと酷評している。
『Globo』によれば、現役ブラジル代表のラフィーニャ(バルセロナ)は、ロナウジーニョの発言についてこう話していたそう。
「僕だけでなくグループ全体が驚いた。彼が人生であんな声明を出したことは一度もなかった。それどころか、常に代表へのサポートを見せてくれていた。
これには多くの人が驚いた。僕にとってはアイドルだったし、代表選手だけでなく、ここで働く全ての人のお手本だった。僕らにとってはショックなことだ。
むろん、同意はしない。僕は3年目を迎えようとしているが、献身性、意欲、このユニフォームを着ることへの誇りを感じる。平凡な選手が代表のユニフォームを着ているとは思わない。まったく同意できないよ」
「(広告の)キャンペーンなのかは分からない。でも、彼の発言には驚いた。ヴィニ(シウス・ジュニオール)は、彼(ロナウジーニョ)から僕らの試合を見るためのチケットを頼まれたと言っていたよ。それはあの発言とは合致しない」
ロナウジーニョはヴィニシウスに対してブラジル戦のチケットをおねだりしていたとか…。
『Globo』によると、ロナウジーニョの発言は、ある宣伝キャンペーンの一環だと判明したとのこと。