ソン・フンミンの父親に当たるソン・ウンジョン氏ら、SONサッカーアカデミーのコーチ陣がパワーハラスメントを行ったとして起訴されているとのこと。

『KBS』の報道によれば、起訴されているのはソン・ウンジョン氏と2名のコーチであるという。

原告となっているのは昨年11月にSONサッカーアカデミーに入団した人物で、侮辱的な悪口や物理的な暴行を受けたと訴えているとのこと。

原告の弁護士を務めているリュ・ジェユル氏は「明確なのは、数カ月間に渡って人格を否定数ような悪口と侮辱、物理的な暴行があり、一過性のものではなく継続的に行われていた」と説明しているよう。

コーチからは継続的に暴言を受け、さらにその一人からはコーナーフラッグによって叩かれることもあったそう。

また今年3月に行われたSONサッカーアカデミーの日本遠征でのキャンプではソン・ウンジョン氏からも直接暴言を受けたと説明されている。

原告はこれらが児童虐待にあたると訴えており、2億ウォン(およそ2300万円)の慰謝料を要求している。

『聯合ニュース』によれば、ソン・ウンジョン氏ら容疑者はそれらの一部を認めたものの、「愛情がない言葉と行動はなかった」と説明し、「時代の変化と法律で定められる基準をキャッチできず、私のやり方だけで指導を行った点については反省している」と告白したという。

ただその一方で「アカデミーの指導者の行動において、子どもたちへの愛情が前提となっていない言葉と行動は一つもなかった」と話し「子どもたちには長い時間の基本訓練をさせ、それを克服させれば成長できる。怠惰な子供には厳しくして集中力を引き上げるのが指導哲学」と説明したそうだ。

そして原告の主張には認められない部分もあるとし、2億ウォンの慰謝料の支払いについては高額すぎるとして拒否しているとのこと。

なお、もしアカデミーでの組織ぐるみなパワーハラスメントや児童虐待が確認されれば、韓国サッカー協会からの懲戒処分を受ける可能性もあるという。

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SONサッカーアカデミーは韓国サッカー協会に登録された競技団体であり、もし事実が認められれば資格停止や公式戦への出場停止をはじめとした処分が言い渡される決まりだ。

アカデミー側としては原告に弁護士を通して「サッカー協会に処罰を求めないこと」を条件として和解を求めているとのことだが、原告側は「謝罪もなく、まだ具体的な合意に関する話には進んでいない」と明かしているという。

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