今季マンチェスター・ユナイテッドの新オーナーとなったジム・ラトクリフ氏は、現在本拠地オールド・トラッフォードにスポンサー名をつけることを検討しているとのこと。
ロンドンに本拠地を置く巨大企業「イネオス」の創設者であるジム・ラトクリフは、昨年12月にマンチェスター・ユナイテッドの株式の過半数を購入する契約を結び、新しいオーナーとなった。
新たな体制となったクラブの経営陣は現在オールド・トラッフォードの改修工事、あるいは新しいスタジアムの建設を検討している。
そのために新しい収入源が必要になっており、『The Athletic』によればその一つとしてスタジアムの命名権を売却する方針を考えているそう。
もしオールド・トラッフォードを改修するならば10億ポンド(およそ2000億円)ほど、新スタジアムの建設であれば20億ポンド(およそ4000億円)以上の額が必要になると予想されている。
すでにマンチェスター・ユナイテッドはこれらの工事を行うためにパンク・オブ・アメリカなど金融機関と予備的な話し合いをスタートしているとのこと。
また、オールド・トラッフォードの名前を維持したままで提携パートナーの企業をつけるというアイデアも検討されているとか。
ただクラブはすでに来季のチケット価格を5%ほど値上げすることを発表しており、ファンからは賛否両論の意見が出ているようだ。
マンチェスター・ユナイテッドはオールド・トラッフォードで114年間試合をしているが、今まで一度もスポンサー名が付けられたことはない。もしネーミングライツが実行されれば歴史上初の出来事になる。