レッドブル・ブラガンチーノ
買収前のクラブ名:ブラガンチーノ
買収後のクラブ名:レッドブル・ブラガンチーノ
当時のカテゴリー:全国選手権2部
現在のカテゴリー:全国選手権1部
買収前のチームカラー:白黒
買収後のチームカラー:赤白
買収前のスタジアム:ナビゾン(17,724人)
買収後のスタジアム:ナビゾン(17,724人)
買収前の主なタイトル:サンパウロ州選手権1回(全国選手権の準優勝1回)
買収後の主なタイトル:なし(コパ・スダメリカーナ準優勝1回)
買収前の有名選手:カルロス・パヘイラ(監督)、ヴァンデルレイ・ルシェンブルゴ(監督)、ザーゴ(監督)
買収後の有名選手:ルーカス・エヴァンジェリスタ
世界的にも大きな市場を持つブラジル。レッドブルは2007年にレッドブル・ブラジルというチームを設立しているが「10年での1部リーグ到達」という目標に届かなかったため、2019年にブラガンチーノと合併する形で誕生したのがこのクラブだ。
ブラガンチーノは過去にセルジオ越後がブラジル時代に所属し、元日本代表FW呂比須ワグナーが監督を務めたクラブでもある。
1928年創設と長い歴史を持ち、1990年にはサンパウロ州選手権で優勝、翌年には全国選手権で準優勝しているが、小さなクラブで継続的な成功は難しく、基本的に2部と3部を行き来するようなクラブだった。
とはいえ拠点は大都市サンパウロ。さらに2019年はちょうど2部リーグに昇格したタイミングでもあり、いち早く成功を収めるのにはレッドブルにとって打ってつけのクラブであった。
買収後はクラブハウスなどの環境が整備され、かつて白黒だったチームカラーはもちろん赤白へと変更。買収初年度には元鹿島アントラーズのザーゴ監督のもと2部リーグを制して昇格し、以来1部リーグに留まり続けている。
これまでタイトルはないものの2021年と2023年には全国選手権で6位に。2021年には南米のELに相当するコパ・スダメリカーナで準優勝するなど国内の強豪クラブへと成長している。
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以上のようにレッドブルがターゲットとするのは、世界的な市場を持つ国のクラブである。彼らは買収後、容赦なくクラブ名とチームカラーを変更する一方、成績は確実に向上し、スター選手の獲得やスタジアムの新築・改修なども期待できる。
ただレッドブル・ブラジルのように目標が達成されなければ他クラブとの吸収合併も辞さない。現在J3の大宮は果たしてどのような運命をたどるのだろうか。