ニューヨーク・レッドブルズ
買収前のクラブ名:メトロスターズ
買収後のクラブ名:ニューヨーク・レッドブルズ
当時のカテゴリー:MLS(降格なし)
現在のカテゴリー:MLS(降格なし)
買収前のチームカラー:赤黒
買収後のチームカラー:赤白
買収前のスタジアム名:ジャイアンツ・スタジアム(80,242人)
買収後のスタジアム名:レッドブル・アリーナ(25,000人/新設)
買収前の主なタイトル:なし
買収後の主なタイトル:サポーターズ・シールド3回(MLSカップ準優勝1回)
買収前の有名選手:ロベルト・ドナドーニ、ローター・マテウス、トニー・メオラ、ティム・ハワード
買収後の有名選手:ティエリ・アンリ、ジュニーニョ・ペルナンブカーノ
次にレッドブルが目を付けたのが世界一の経済大国アメリカであり、その中心地ニューヨーク(*)で生まれたメトロスターズだ。
アメリカは1994年ワールドカップ開催でサッカー人気が沸騰し、1996年にMLSが発足。メトロスターズはその“オリジナル10”で、ロベルト・ドナドーニ、ローター・マテウスら当時の世界的なスター選手が加わり、大都市のクラブということもあって大きな成功が期待された。
ただ想定していたような成績はあげられず、2006年にレッドブルが買収しニューヨーク・レッドブルズへと改名した。MLSはちょうどこの頃から再びスター選手の加入が続き、レッドブルズにもティエリ・アンリ、ジュニーニョ・ペルナンブカーノらレジェンドが在籍。2013年には日本人の木村光佑もプレーしている。
買収後はイースタンカンファレンスのレギュラーシーズンで5度も1位になっている。しかし頂点には立てておらず、2015年に誕生しシティグループが所有するニューヨーク・シティに後塵を拝している状況だ。
(*)ただし実際の拠点は隣接するニュージャージー州である
RBライプツィヒ
買収前のクラブ名:SSVマルクランシュタット
買収後のクラブ名:RBライプツィヒ
当時のカテゴリー:5部リーグ
現在のカテゴリー:ブンデスリーガ1部
買収前のチームカラー:青白
買収後のチームカラー:赤白
買収前のスタジアム名:ツェントラールシュタディオン (47,069人)
買収後のスタジアム名:レッドブル・アレーナ(47,069人)
買収前のタイトル:なし
買収後のタイトル:DFBポカール2度(ブンデスリーガ2位2回、3位3回)
買収前の有名選手:特になし
買収後の有名選手:ティモ・ヴェルナー、ナビ・ケイタ
レッドブルが次なるターゲットとしたのがオーストリアと同じ言語圏のドイツであり、旧東ドイツの主要都市だったライプツィヒだ。
レッドブルは当初ライプツィヒの強豪クラブを買収しようとしたが、強硬な反対運動にあい断念。代わりに当時5部のSSVマルクランシュタットという小さなクラブのライセンスを買収し、(過去の歴史を引き継がず)新たなクラブとしてスタートさせた。
彼らはここでもクラブ名に「レッドブル」を付けようとした。しかしドイツの規定ではスポンサー名を付けることはできないため、「RasenBallsport」をRBとすることでこれを回避した。もちろん事実上は「Red Bull」の略称である。
買収後の躍進はご存知の通り。8年でブンデスリーガに到達すると、今ではバイエルンやドルトムントを脅かす存在となっている。