フランスは9日に行われたスペインとのEURO準決勝に1-2で敗れた。
前半8分に先制するも、16歳ラミン・ヤマルにボックス外から同点ゴールを叩き込まれると、直後にダニ・オルモに追加点を奪われた。
この日まさかのベンチスタートになったフランス代表アントワーヌ・グリーズマンは後半途中から出場。敗戦後にこう述べていた。
「僕らは守備の堅さと脚力が足りなかった。相手のほうが優れていた。
相手が遠目からのシュートが多いことは知っていたし、僕らも遠目からシュートを打った。ヤマルが左利きなのは知っていたし、僕らも左足でシュートを打ったけれどね。
あの同点ゴールに痛めつけられたし、その4分後の2点目でやられた。言い訳はできない。彼らも延長戦を戦っていた。相手のほうが全てにおいて上だった」
これまではディディエ・デシャン監督から絶対的な扱いを受けていたグリーズマンが控えになったのは、指揮官が「スピードとドリブルの選択をした」からと現地では伝えられている。
一方、デシャン監督は「最後まで闘ったが、様々な理由から限界もあった。全ての攻撃オプションを持っていたわけではなかったし、適応しなければいけなかった」などと試合後に話していた。