2022年のワールドカップ決勝で対戦したフランスとアルゼンチンが、人種差別騒動で対立を見せている。
アルゼンチン代表が今年のコパ・アメリカで優勝した後、エンソ・フェルナンデスがフランスの人種を揶揄するような歌を歌ったことが発端になった。
そうしたなか、かつてフランスのマルセイユを指揮したアルゼンチン人のホルヘ・サンパオリ監督の発言が話題になっている。
64歳の同氏は、『SoFoot』のインタビューでフランス代表FWウスマヌ・デンベレについてこう話していたそう。
「彼はまるで自閉症のようなプレーをする。自分で行動を初めて、ひとりでそれを終える。チームメイトを輝かせる能力はなく、自分が輝く方法しか知らない。キリアン・エムバペもそれに似ている。
フランスは並外れたチームだが、彼らはもっと走らなければいけない。スペースがタイトになると、個々の能力は非常に高いにもかかわらず、攻撃のチャンネルを見つけることができない。パサーや連携プレーがないため、チームはソリッドさと攻撃的な選手の活躍に頼ることになる。私の考えるサッカーではない。
フランスやイングランドは、エムバペやジュード・ベリンガムのようなチーム全体の問題を独力で解決できる選手個々のポテンシャルに基づいている部分がある。
これには社会的な説明もある、社会はもともと個人主義だ」
フランスは今夏のEUROで準決勝敗退、イングランドはスペインに敗れて準優勝だった。
サンパオリ監督は2023年9月にフラメンゴを退任し、現在は無所属となっている。