財政難によりフランス3部降格が決定しているボルドーは25日、破産申請をしたとクラブオフィシャルサイト上で発表した。
ボルドーは1881年に創設されたフランスで2番目に古いとされる歴史あるプロクラブであり、過去に1部リーグ優勝6度を誇る名門クラブだ。元フランス代表のアラン・ジレス氏、ジネディーヌ・ジダン氏を輩出したクラブだが、2021-22シーズンに1部最下位で降格。
今季は12位と残留圏内にいたが、財政難によりフランスのプロ協会のサッカークラブの財政を監視、監督する『DNCG』から3部降格を命じられていた。
クラブは財政再建を目的に、今週ボルドー商業裁判所へ破産を申請。これによりプロクラブの地位を失うことが確定した。
ボルドーは
「ナショナル1シーズン開幕までの非常に厳しい期限を考慮し、クラブはプロ資格維持の要求を断念せざるを得なくなった。
そうでなければ、クラブの将来の実情に見合わない予算でDNCGに再申請しなければならず、厳しい追加制裁を受ける可能性があった。現在進行中の再編の必然的な帰結を見越した難しい決断だ。
トレーニングセンターは閉鎖されることになるが、クラブはユースチームの育成を継続する。クラブの目標は来シーズンにナショナル1(3部)でプレーすることであり、財政を整えてできるだけ早くプロレベルに復帰することである」
と説明した。
クラブはプレミアリーグ・リヴァプールやアメリカのプロ野球リーグ・メジャーリーグベースボールのボストン・レッドソックスを保有するフェンウェイ・スポーツ・グループに売却を試みていたが、失敗に終わったため破産を避けられなかったようだ。
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同クラブ出身のフランス代表のスペイン1部レアル・マドリーMFオーレリアン・チュアメニは自身のXで「愛するクラブの状況を受け入れるのは難しいけど、将来はよりいい日が来ると確信しているよ」と投稿。練習場、クラブハウスは閉鎖するもののクラブアカデミーの運営は継続する名門チームは復活に向けて再始動する。
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