レアル・ソシエダの久保建英が、24日のラ・リーガ第2節エスパニョール戦で今季初ゴールを決めた。

スタメン落ちした久保は後半に投入されると決勝点をマーク。得点後のセレブレーションは怒りも感じさせるものだった。

試合後、イマノル監督は戦術的理由で控えにしたと説明。ソシエダMFマルティン・スビメンディは「久保はスタメン落ちを知ると顔を曇らせたけれど、決意を持って出場すると全員を黙らせたね」と語っていた。

そうしたなか、『AS』は「久保の怒り。スタメンになれなかったことへの不快感を奇妙なセレブレーションで示した」という記事を伝えていた。

「久保の話題は尽きない。今回は復讐心を示し、第2節で交代出場だったことへの不快感を示した。

久保は欧州の半数のクラブから、特にリヴァプールから求められているが、ソシエダは誰とも交渉していないと繰り返した。それが、第2節でまさかのベンチになったのだ。

イマノル監督は怪我ではなく戦術的な判断だったと説明。(久保がやったのは)誰かに捧げるセレブレーションだったのだろうと語り、沈静化を図ろうとした。

しかり、久保の怒りはあまりにも明白だったため、チームメイトもそれを認めざるを得なかった。スビメンディは『タケがスタメン落ちを知った時に顔をしかめたのを見た。でも、彼は交代からゴールを決めて全員を黙らせた』と笑顔で語っていた。

イマノル監督はロッカールームに影響を与えないようにこの問題に対処しなければいけない。チームメイトたちは試合後に彼(久保)を温かく迎えたが、クラブはメディア対応させないことで彼を守った。

久保は2月以降ゴールから遠ざかってきたが、指揮官は彼をベンチに置くことにした。(久保は開幕戦に負った打撲で)多少の違和感があったものの、大事ではなかった。それだけに誰もが驚いた。

初戦に勝てなかったからといって、チーム最大のスターのひとりが第2節でベンチになるのは普通ではない。

(アーセナル移籍が噂されている)ミケル・メリノや(アトレティコ・マドリーに移籍した)ロビン・ルノルマンら重要な選手たちが退団しており、クラブのプロジェクトに疑念が生じつつある。

だが、これ以上の退団はほぼないだろう。リヴァプールはスビメンディと久保を欲しがっていた。

久保は欧州の半数が欲しがっており、ソシエダはもう1年プレーさせるために状況を管理しなければいけなかった。久保に選択肢がなかったわけではない。昨夏もサウジアラビアの爆買いオファーを断っている。

市場で高く評価されている選手が突如、ベンチになった。だから、彼は怒ったのだ。彼は残留を選んだが、それはベンチに座るためではない」

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リヴァプールなどから興味を持たれている状況で残留したにもかかわらず、ベンチになったことに怒りを覚えたということだろうか。

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