ユヴェントスからリヴァプールへと移籍する可能性が高まっているイタリア代表FWフェデリコ・キエーザ。

信頼性の高い『BBC』が伝えたところによれば、移籍金は1000万ポンド(およそ18.9億円)程度に収まったとのことで、近日メディカルチェックを受ける予定になっているという。

名FWエンリコ・キエーザの息子であるフェデリコ・キエーザは、10代でフィオレンティーナのトップチームに昇格し、若くしてチームのエース的な存在に成長した。

圧倒的なスピードと得点力を備えたウインガーとして活躍し、2020年にはユヴェントスへと移籍。EURO2020ではイタリア代表で大会ベストイレブンにも選ばれるなど世界トップレベルの選手として評価された。

しかしながら2022年1月に前十字靭帯を損傷してからは調子を崩し、昨季ようやく9ゴールと復活の兆しを見せたものの、今夏就任したチアゴ・モッタ監督からは戦力外通告を受けて移籍先を探していた。

リヴァプールは今夏前線に一人アタッカーを加えることを狙っており、久保建英をはじめとした数名の選手が噂に上がっていた。

なかなか交渉がうまくいかず苦戦していたものの、最終的にはフェデリコ・キエーザをかなりお得な額で獲得することに成功している。

「背番号10をやめた」スター10人

なお、リヴァプールにとってはこれがプレミアリーグでの歴史上7人目のイタリア人選手となる。

これまでガブリエル・パレッタ(※当時はアルゼンチン国籍)、ダニエレ・パデッリ、アンドレア・ドッセーナ、アルベルト・アクイラーニ、ファビオ・ボリーニ、マリオ・バロテッリが所属していたが、あまり成功を収められなかった。

フェデリコ・キエーザはこのイタリア人選手の歴史を繰り返すことなく、主力としてリヴァプールで活躍することができるだろうか。

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