サンフレッチェ広島にとって悪夢の4日間となった。
11日に行われた天皇杯の準々決勝で、広島はガンバ大阪と対戦し1-2で敗戦。ベスト8で姿を消した。
試合は地元エディオンピースウイング広島での開催となったが、広島は14分にG大阪の山田康太に決められて先制を許す。直後に加藤陸次樹のゴールで同点とするが、79分、G大阪の岸本武流に勝ち越しゴールを奪われた。
広島は先月末、クラブ新記録のリーグ戦7連勝で町田ゼルビアを抜いてJ1リーグ首位に浮上。今月2日には、元ポルトガル代表FWゴンサロ・パシエンシアを完全移籍で獲得した。
チームで唯一埋まらなかったFWのピースが埋まり、背中に翼(ウィング)を得た彼らは3冠という高みへ大きく羽ばたくかと思われたのだが…。
代表戦の期間中である8日に行われたルヴァン杯は名古屋グランパスにPK戦の末に敗れ、中2日での開催となった天皇杯ではG大阪に敗戦。わずか4日の間に2冠を失うこととなった。
結果としては、日本代表に招集されたGK大迫敬介の不在が響いた形に。その代表では2試合とも鈴木彩艶がゴールマウスを守り、大迫は控えに甘んじていただけに広島サポーターは悔しさが募るところだろう。
日本代表、3バックへのシステム変更により「序列を下げた」5名
一方、勝利したG大阪はルヴァン杯こそFC琉球に不覚をとったもののリーグ戦では5位につけており、2冠の可能性を残している。