J1サンフレッチェ広島は2日、元ポルトガル代表ゴンサロ・パシエンシアの完全移籍加入を発表した。

今月19日にスペイン1部セルタを退団して未所属となっていたパシエンシア。Jリーグの第2登録ウインドーは8月21日と締め切りを過ぎているが、無所属選手は来月6日までが締め切りであるため、広島への加入が実現した。

これまでドイツ・ブンデスリーガ(1部)で通算86試合17得点8アシストと実績豊富であり、フランクフルト、シャルケ、ボーフムでストライカーを務めてきた。2017年11月にアメリカとの親善試合で代表デビューを飾り、通算2試合1ゴールを記録した。

昨季はボーフムに期限付き移籍で加入し、リーグ戦19試合3得点1アシスト(プレーオフ2試合は無得点)とチームの1部残留に貢献。

184センチの身長を生かしたポストプレー、オフザボールの動きを生かしたラインブレイク、打点の高さを生かした空中戦の強さなどを持ち合わせた万能型ストライカーだ。

ドイツ時代にフランクフルトのセカンドチームと日本代表でコーチを務める長谷部誠さん、MF鎌田大地(クリスタル・パレス)とプレーし、昨季はボーフムでFW浅野拓磨(マジョルカ)と共闘したため、日本人選手の特徴も理解している。またドイツで長くプレーしていたため、ドイツ人指揮官ミヒャエル・スキッベ監督の指導にもスムーズに適応できそうだ。

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広島はFC町田ゼルビアを得失点差でかわして現在1位と勢いに乗っている。パシエンシアの加入により、AFCチャンピオンズリーグ2初制覇と9季ぶりのJ1優勝を手繰り寄せる。

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