17歳の高校生がJ1首位チームから初ゴールを決めた。

14日に行われたJ1リーグ第30節の鹿島アントラーズ対サンフレッチェ広島は2-2で引き分け。他会場で町田ゼルビアが3-0でアビスパ福岡に勝利したため、広島は首位から陥落した。

試合は鹿島が17分にセットプレーから知念慶のヘディングで先制。しかし広島は19分に新戦力のポルトガル代表FWゴンサロ・パシエンシアの移籍後初ゴールで追いつくと、36分には松本泰志が決めて逆転に成功する。

4位の鹿島はこの試合に敗れれば優勝争いから大きく後退する。そんな状況でチームを救ったのは17歳の徳田誉だった。

74分に途中投入された徳田は、82分に鈴木優磨からパスを半身の体勢で受けるとそのまま反転して右足シュート。これがゴールに吸い込まれた。

徳田は2007年2月18日生まれの17歳で現在高校3年生。鹿島ユースで育ち、来シーズンからのトップ昇格が内定している。

186cm83kgと体躯に恵まれたストライカーで、今夏に行われたブライトンとの親善試合でゴールを決めた際には鈴木優磨から「誉はアントラーズを背負って立つ存在になると思っている。僕と誉が2トップを組むという形も見せていければいいと思う。10代のなかでも非常にすごい能力を持った選手」と絶賛されていた。

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広島はリーグ戦での連勝が7でストップ。9月に入ってからルヴァン杯、天皇杯と敗退が続いており、さらに高校生に決められての首位陥落となった。

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