浦和レッズの前テクニカルダイレクター(TD)である西野努氏(53)が、YouTobe『水内猛のオフサイドぎりぎり!』で新天地を報告した。

浦和の強化を担当した西野氏は今年4月15日に6月いっぱいでTDを退任することを明かし、後任には堀之内聖氏(44)が任命された。

浦和の元選手でもある西野氏は、前回『水内猛のオフサイドぎりぎり!』に出演した際に熱烈な浦和愛を語り、自身のブログでも「重職につくことより、離れることのほうが難しい。(中略)堀之内氏は、次の浦和レッズのSDとしてふさわしい人物」と、発展的な退任であることをにおわせていた。

ただシーズン序盤の退任劇であり、西野氏が横浜F・マリノス行きを噂されたこと、この発表の後に主将の酒井宏樹やアレクサンダー・ショルツら主力の退団が相次いだことでさまざまな憶測を呼んだ。

そんな中、18日に公開された動画ではこれからのことを語り、「年内の契約が決まって。12月末までね。イギリスにある会社で働く」と新たな職場がイギリスであることを報告した。

水内氏が「ざっくりだけどよく分からない。イギリスに行って…どの会社ですか?」と質問すると「マンチェスターにある会社です」と回答。

サッカー界でマンチェスターといえばユナイテッドとシティが君臨する町だが、水内氏が「それはベギリスタイン(元浦和、シティのSD)がいるところですか?」と尋ねると、西野氏は「大枠でいうとベギリスタインがいるところですね」と返答し、名前は出さなかったがシティ・フットボール・グループであることが明かされた。

シティ・フットボール・グループには噂されたマリノスも含まれている。そうなるとマリノス行きは既定路線なのだろうか。

西野氏はマンチェスターでの業務について、「経営とチーム編成とかスカウティング、あとは監督・選手・チームの評価。たくさんのクラブを抱えている会社だからそういう仕組みを勉強させてもらったり見せてもらったりする」と語り、その先に見据えているものも明かした。

「2026年夏からJリーグのシーズンが(秋春制に)移行するじゃない?今はシーズンがヨーロッパとズレているから移籍のタイミングが合致しなかったりズレがあるんだけど、シーズンがばちってはまったら選手が動くタイミングとかがヨーロッパと合う。そうなるともっと国際的な選手の移動が盛んになる。その時にJリーグのクラブがどういう立ち回りをするのかがすごく大事になる。2年後だから今から準備しないといけない」

秋春制に移行する2026年に向けて今から動き出しているということのようだ。

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西野氏は9月の半ばからヨーロッパに渡るとのこと。ちなみにブラジル行きの希望も出しているそうで、「日本にはブラジル人選手が多いし、ブラジル人選手の移籍のキーマンだったりキーとなる会社だったり、クラブがどういう動きをしているのか見えたほうがいい。自分がそこに入ってみたい」とも語っていた。

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