開幕から4試合を消化したプレミアリーグ。

そうしたなか、Optaは、各チームのディレイ(遅延)タイムに注目していた。これは、コーナーキック、ゴールキック、フリーキック、PK、スローイン、キックオフが与えられてから実際に行われるまでに要した時間。

ここまでの4試合で最も平均ディレイタイムが長いのは、アーセナルで平均31.8秒。ちなみに、マンチェスター・シティは16番目で25.4秒(最も短いのはウェストハムで23.9秒)。

また、アーセナルは、コーナーキックの平均ディレイタイムも最も長い(44.6秒)。アーセナルは専門コーチを雇うなどセットプレーを重視しているが、Optaはこう伝えている。

「過去2シーズン、アーセナルはプレミアリーグのどのチームよりも多くセットプレーからゴールを決めている(24得点)。コーナーキックに明らかに時間と注意を払う彼らの戦略の意識的な一部だろうか。

また、リヴァプールもセットプレーの巧みさで知られているが、同様にボールを供給するまでに十分な時間をかけている。

しかし、コーナーキックで時間をかけるチームの主な目的は、時間稼ぎをすることではなく、攻撃の脅威を最大限に高めることだ」

アーセナルはコーナーキックで一番時間をかけているということのようだ。なお、リヴァプールは全体4番目となる41.1秒、シティは15番目の31.0秒。

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そのシティはゴールキックの平均ディレイタイムが39.3秒と最も長く、アーセナルも37.8秒と2番目に長い。

一方、アンジェ・ポステコグルー監督がセットプレー専門コーチを雇うのを拒否したトッテナムは、ゴールキックのディレイタイムが16.9秒とリーグで最も短い。また、コーナーキックのディレイタイムでもトッテナムは19番目となっている(平均27.7秒)。

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